いわゆるベンチャーといわれる企業群を受けている就活生の方から最終選考で落ちてしまうのですがどうしたらいいでしょうか?という質問をいただくことがあります。
いわゆる日系大手企業の選考に比べてベンチャー企業の方が特に強く見る傾向があるポイントはあると思っていて、そこを理解しているかは選考結果に大きく影響を与えると思います。
何を隠そう私自身就職活動で数多くのベンチャー企業からお祈りをいただいていたので身を持ってその難しさを知っています(笑)
ではベンチャーの選考で特に強く見るポイントとは何かという話ですが、一言でいうとミッションフィットの部分だと思っています。
もちろんベンチャーも一括りにはできないので濃淡はあると思うのですが、大きな企業は、配属や異動という手段によってミスマッチングを社内で解消するオプションを取れる一方で300名以下程度のベンチャーだと社内異動でのミスマッチング解消という手段は取りにくいため、より全社的なベクトルとのマッチ度合いを見られることになります。
その結果、上辺だけのどこの会社にも通じそうな志望動機や選社軸(ex.成長したい)では足りず、「なぜその会社がよいのか?」の部分を解像度高く自分の中で腹落ちさせ、言語化されている必要が出てきますし、実際ここが弱いと入社後にこれで良かったんだっけ?とキャリアで迷走しがちです。
「なぜその会社がよいのか?」という問いにしっかり答えるうえで、特にベンチャーの場合は課題と解決のアプローチ方法が明確なだけに、取り組む課題、解決アプローチそれぞれが自分の原体験と紐付いて興味度合いが高いということを示す必要があります。
会社が取り組んでいる課題とそのアプローチはミッションやビジョンといった形で示されているので、ここの解像度を高めて、自分の原体験と絡めて何故共感できるのか?をしっかり言語化して望みましょう。