元総合商社の人が就活とベンチャーについて語るお。

某総合商社出身のGoodfindの中の人が最近の就活や、ベンチャー中心の最新テクノロジーや気になるサービスについて語るお。

”ビジネス思考”と"学生思考"のパラダイムの違いに気付くことこそが就活における生死の分かれ目だよというお話

今回はタイトルをメッセージにしてみました。

この時期の就活生に多く接していると本当にもったいないなぁということがよくあります。というのは、巷にあふれる就活Tipsや、先輩の体験談などの学生側視点からしか就職活動を見ていないことが多くて結局本質を外して遠回りしてしまっている就活生が驚くほど多いからです。

※かくいう私も就活生時代はそうなのですが笑

 

自分自身の就活生時代の反省も込めて、無駄な努力をしないためにいま就活を頑張っている方に向けて本当はもっと知らなくてはいけない部分について自分なりに整理してみようと思います。

"学生思考"とは?

「グローバルに活躍する土壌がある環境で自分自身生き生きと働きたいと考えており、御社を志望しております。」

「自己成長を就活の一番の軸としており、若手の裁量権が大きい御社は非常にマッチすると考えております。」

「これからの時代にはITスキルが絶対に必要だと考えています。御社はIT産業の中でも先進的なテクノロジーを有しており、理想とする自分を実現するのに最もよい会社であると考えています。」

こんな志望動機どこかで話したり聞いたりしたことはないでしょうか。

これこそまさに"学生思考"の最たるポイントであると考えています。人によっては「ん?普通じゃないか」という方もいるかも知れませんが、だとすると"学生思考"にめちゃくちゃハマっているので要注意です。

少し整理してみましょう。

 

まず、日本においてスタンダードな「学生」の置かれている前提として大きいと私が考えるポイントについてです。

※もちろん例外の方もいるという前提です

・大学受験(≒センター試験)を経験している

・大学での授業のメインが"講義形式"である

・基本的に扶養対象であり時給雇用のバイトしか経験することはない

 

だからどうした?という話ですが、この3つは"ビジネス思考"の前提と大きく異なる前提になるので超重要です。この3大前提がどういう属性に紐づくのかということについても触れておきます。

 

・大学受験(≒センター試験)を経験している

 →世の中には「答えがある」という思考が前提になる

・大学での授業のメインが"講義形式"である

 →基本的に物事は与えられるものであるという思考が前提になる

・基本的に扶養対象であり時給雇用のバイトしか経験することはない

 →「お金を稼ぐ」という行為が自身の時間の切り売りであるという思考になりやすい

 

上記赤字の3点をまとめると"学生思考"の3大特性は下記のとおりです。

 

1.答えを探して空気に従う思考

2.スーパーTake思考

3.時給単価気にする思考

 

"ビジネス思考"とは?

では、対比される"ビジネス思考"とはなんなのでしょうか?

まず、少し抽象度が高くはなりますが、現代の日本においていわゆるオーソドックスな【市場価値が高い】ビジネスマンの前提として私が考えるポイントです。

※もちろん例外はたくさんあります

・誰も経験したことがない事業や領域を切り開いている

・常に課題を探して動き、MTGでも自ら矢面に立つ

・アウトプットの最大化・事業/会社の成長に対して重きをおいている

 

"学生思考"と同様にこの3つの特性はどういう属性に紐づくのかということについても触れておきます。

 

・誰も経験したことがない事業や領域を切り開いている

 →そもそも世の中に答えなどなく、自分自身で考えてナンボという思考が前提にある

・常に課題を探してMTGでも自ら矢面に立つことを厭わない

 →社内外の広範囲にアンテナを張り、とにかく自身から発信する思考が前提にある

・アウトプットの最大化・事業/会社の成長に対して重きをおいている

  →事業や会社の"パイを大きくする"行動が市場価値や給与に結びつく思考が前提にある

 

上記赤字の3点をまとめると"ビジネス思考"の3大特性は下記のとおりです。

1.空気を読みすぎず、自分の頭で考えよう思考

2.スーパーGive思考

3.アウトプット思考

 

"ビジネス思考"を身につけるとどうなる?

さて、ざっくりと"学生思考"と"ビジネス思考"を解説してきましたが、就活の場において"ビジネス思考"を身につけるとどうなるのでしょうか?

シンプルにいうと、「自己PRのエピソードの魅せ方」「志望動機の語り方」が圧倒的にうまくなり、面接官に激刺さりするようになります。

なぜか?

●自己PR

ビジネス思考の1.3を示すようなエピソードを選定して自分で考えてパイを大きくした話を積極的に伝えることが当たり前になる。

 

●志望動機

ビジネス思考の2.3を示すような語り方が当たり前になる。

「会社を大きくするために/会社に貢献するために」「(将来的に)どういうアウトプットを自分は出せそうである」というイメージ。 

※ちなみに上述の学生思考内での志望動機例はスーパーTake思考×時給切り売り思考の事例です。

 

要するに過去の事実は変えられないが、過去の事実の解釈や魅せ方をより意味のある形で整理できるというメリットが非常に大きいです。

※言うまでもがな就活の切羽つまったタイミング以前に身に着けておけばよりよい経験を積みやすいです。

 

"ビジネス思考"を身につけるには?

就活に跳ね返りが大きい上に入社後にも活躍する前提となるビジネス思考ですが、動やったら身につくのでしょうか。

実は、意識せずにビジネス思考を学生時代から身につけている人がいます。こういう人は変に就活Tipsなどを学ばなくてもバンバン内定を取っていくものです。

それではビジネス思考を身に着けている人はどんな人なのでしょうか?下記が事例です。

 

1.自分で事業をしている人

→当たり前ですが、自分でビジネスをして稼ぐという経験をしているとパイを大きくする活動をせざるを得ないので、ビジネス思考に近づきますね。

 

2.株式投資など自分のお金をビジネスに使っている人

→お金を投下しているところに対して人間の思考はよっていきやすいです。株式投資などはそこで成果をだそうとすると株価変動の変数として社会事情や金融事情、個社の事情を調べざるを得ません。その結果成果を出している企業の特性がわかり、ビジネス思考に近づいていくでしょう。

 

3.比較的ビジネスに近い構造のバイトを経験している人

バイトはバイトでもいろいろな種類がありますよね。その中でも例えば「マニュアルが強い居酒屋のバイト」と「個人経営の初出店の居酒屋での一人目のバイト」では後者のほうが自分で考え、アウトプットを求められるビジネス思考を否応なしに求められる環境になるはずです。

 

4.社会人と話した経験が豊富な人

「思考」は結局は周りにいる人と同質化しやすいと言う話で、とにかく学生とつるんでいれば学生思考になるし、ビジネスで成果を出している人とつるむ機会が多ければビジネス思考になるという話です。

 

数多の就活生と会ってきましたが、1は少ないものの、2-4をたまたま経験していることによりビジネス思考が身についている就活生はそれなりの数がいるなと思います。(本人は自覚ないかもですが)

下級生はぜひ、意図的に1-4のチャレンジをしてみると良いと思います。

 

もう選考目の前だ〜、、、。という方はとにかく4です。

今からでもインターンシップでも、面接でもいいです。とにかくまずは社会人との接点量を最大化する努力をしてみてください。ここが勝負の分かれ目です。

思考はそうあるべきだと「理解する」ことが重要なのではなく、とにかく経験的に「体得する」ことがなによりも重要です。行動有るのみ。